長薗安浩著『きょうも命日』(中公新書ラクレ)には?著名人の命日を月日順に並べて30数人をあげている。最後には「死を想う読書案内50冊」を「生者の特権」としてあげている。
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7月4日
伊東一雄。平成14年没。享年68。
明るいオタクのマッチョな人生。
長薗は全国の大学へ講演に行ったとき、必ずこんな質問が飛んできた。
不況下でも求められる人物像とは、どんなものですか?
そんなものが本当にあるかは知らないが?
当時の私はこう答えていた。
明るいオタク、だと思います。
まずは自分の好きな分野を持っている。好きだから当然、その分野については詳細な知識があり、何より面白さを知っている。・・・それを他者に明快に伝達することができる人ならば、これからの企業に大いに必要とされるだろう。
その代表例がパンチョ伊東こと伊東一雄。
80枚ものレポートをパリーグ会長を就任を控えた中沢不二雄に送り、綿密な情報収集力と分析力がかわれて、秘書として招かれた。
年間300万人台の観客動員数を1000万人にすることを夢見、さまざまな施策をし、16年後の平成9年に彼の夢は現実となった。
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明るいオタク、この表現に初めてであった。
2011年04月23日
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